JRPGと新しい世界のゲームのあり方

 皆さんはJRPGと言うものをご存じでしょうか? 元々はコマンド選択式の戦闘システム、自由度の低さ、冗長なカットシーンなどの特徴を持つ日本製の一本道RPGを揶揄する為に使われておりましたが、現在では必ずしもネガティブな文脈で使われるものとは限らないみたいです。このサイトでは、そんな今の時代のJRPGのあり方と、これまでのゲームというもののあり方、そして、JRPGの代表とされる作品について詳しく紹介していきます。

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JRPGと新しい世界のゲームのあり方


 皆さんはJRPGと言う物をご存じでしょうか? 元々この言葉は、一般的な日本のコンピュータRPGに象徴されるコマンド選択式の戦闘システム、自由度の低さ、冗長なカットシーンなどの特徴を持つゲームを揶揄する為に使われ始めたネガティブな言葉ですが、いまや、それは時代の変遷とともに変わろうとしています。そんなJRPGのいまについてこのサイトでは、様々な方向から考えていきたいと思っています。、またこれまでの日本のRPGゲームというもののあり方、そして、JRPGの代表とされる作品について詳しく紹介していきます。

私たちにとってのRPG

 私たちがRPGと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、据え置きゲーム機だった頃に、その時代の中軸をになっていたコンピュータRPGでしょう。おそらくTRPGからコンピュータRPGに入ったという人も少なからずイルカも知れませんが、かつてゲームといえば据え置きゲーム機だった時代に中軸を担っていたのがRPGでした。そんな私たちのにとってのRPG、いや、JRPGは、なぜ私たちの中にこれほどまでの爪痕を残しているのでしょうか? しかし、それがなぜ、今は据え置き機の中心にいないのでしょうか?

 物語やドラマを中心にしてボタンを押し進める物語という物であれば、ノベルゲームやビジュアルノベルもそれに含まれるのかも知れませんが、なぜ私たちはJRPGが好きで、なぜそれを今現在は忘れてしまっているのでしょうか?

 結論から言えば、やはり物語という物がゲームにおいて重要なファクターで無くなってきたというのが理由の一つに挙げられるのだと思います。特に、最近ではマインクラフトといった物語よりも圧倒的にゲーム性を重視し、自由度などが非常に大きいゲームが流行しています。私たちがその物語にどう関わっていくのかというJRPGのあり方から、物語をいかにして自らが作っていくのかという段階にシフトしていっているのかもしれません。そんな事からか、今私たちにとってのRPGという物は少しずつ小さくなっていっているように感じます。

ジャンル 良いところ 悪いところ
JRPG(和ゲー) 手軽さと感動 自由度が低い
WRPG(洋ゲー) 高い自由度 お使いゲーになりがち

当時のような技術革新の低迷化

 もしかすると、当時のようなゲーム性の革新がもはや行えないほどに成熟しきってしまったという可能性もあります。悲しいことにRPGというゲームシステムはそれほど拡張性が高い物ではありませんでした。コマンド選択式のRPGであればなおさらです。変えていける部分はそれほど多くありません。それ故に物語やビジュアル面でその不足分を補うしかありませんでした。それが結果として、一本道、ムービーゲーとの誹りを受ける結果につながっているのでは無いでしょうか? コントローラーを触らずに、プレイヤーが触れられることの無いストーリーをただ単純に眺めているという、あたかも映画を見れば済んでしまうような物だとJRPGは思われているのかも知れません。

 古い時代はそれでも、安い値段で数十時間は楽しめるというコストパフォーマンスの良さや、アクション要素のあるゲームが苦手で、操作に自信がないプレイヤーでも楽しめ、そして誰もが物語による感動を享受出来るということもあって、多大なる評価を受けてきたのかも知れません。しかし、今、世の中にゲームが無料であふれかえっている今現在の時代に、そういった物が明確なメリットとしてプレイヤーの目に映り、そして購入へと結びつくのかを考えると、どうしても首をかしげずにはいられません。

鑑賞する物語としての終焉

 これまでは優美な音楽が流れる中で、美麗なムービーを鑑賞するというのもRPGの一つのスタイルではありましたが、今はそれが必ずと言って良いほどの必要要素では無くなってしまいました。特に最近になってかなり売れていたRPGである「魔壊神トリリオン」などは、ムービーでは無く、そのゲームシステムや特殊なプレイによって少しずつファンを増やしていっているゲームで、結果として大きなリクープを記録しておりました。実際にそのゲーム自体かなりとがったゲーム性やプレイヤーが関与できない物語よりも積極的に慣用していく物語の方が、現在は評価が高いような気もします。

 かつては、映像を売りにしたRPGが非常に多く、競い合うようにムービーを増加していき、ディスクの枚数もそれにつられてガンガンと増えていったものですが、かつてあった「クーデルカ」のような四枚組ディスクのゲームというものは今現在では通用しない物だと思われます。

アニメ演出の本流化

 また、ムービーがゲームの中から廃れたという風に話しましたが、これまで傍流だったゲーム内でのアニメ演出という物は次第に増えてきています。それどころか、人気ゲームが結果として地上波でアニメ化されるということもあり、次第にそれはメディアミックス的な要素を持っていくようになってきています。また、ただのアニメだけでなくトゥーンシェイドという技術を利用して、3Dグラフィックスをあたかも2Dアニメーションのように動かしたり、また一枚絵からアニメを作る技術も確立されているため、立ち絵が動くゲームやリアルタイムで操作可能なアニメなどという物も最近では増えてきています。

 さらに、技術の蓄積によってこれまで大幅にコストがかかっていた部分を、コストダウンすることによって、今後はもっと別の部分に労力とお金をかけることが出来るようにもなっているといえるでしょう。